【50人に聞いた】池井戸潤のおすすめランキング5選！無料で30日読む裏ワザも紹介

多々ある著書の中でドラマ化された作品の１つ。

池井戸潤さんは過去に銀行マンだった経験をもとに銀行を舞台にした作品が多いですが、他にも中小企業を舞台にした作品も多く、この作品も中小企業が舞台になっています。

人身事故を起こしたトラックの事故原因究明の中で、自動車メーカーの対応に疑問を持った運送会社の社長がメーカーの隠蔽工作を見抜き裁判で争うストーリー。

非常に内容にリアリティーがあり、実際にこのような事故が起こった会社を見て書いたのでは？と思わせる内容が凄いです。

小説の中で社長が奮闘しそれを支える従業員や同じ業界の仲間たち、共にメーカに抗弁する弁護士の存在など読んでなるほどと思わせる所が大きかったです。

「半沢直樹」や「花咲舞」などの大人気シリーズものよりも手軽に読めます。

はじめて池井戸潤さんの作品を読むなら、特におすすめ。

ドラマと映画になった理由が分かりますね、ホント面白い。

上下巻でボリュームはたっぷりですが、あっという間に読み切ってしまいました。

実話を基にした作品で生々しく、池井戸潤さんの作風を知るにはとてもいい作品。

途中イラッとしたりモヤモヤする部分もありますが、最後はスカッとハッピーエンド。

何回でも読みたくなる作品です。

最後にはカタルシスを感じると分かってはいても、次から次へと困難に見舞われる運送業者の社長（赤松）が哀れだった。

彼の不屈の精神には拍手を送りたい。

赤松を中心とした物語の両側に沢田と井崎という大企業側の人物を配して長い作品を最後まで飽きさせず読ませるのが上手い。

彼らとてサラリーマンなら綺麗事だけではやってられない。

人並みに愛社精神もあれば欲もある。

だけど彼らをそして何といっても赤松を動かしたのは大企業にとっては1つの事故でもそれが人の人生を狂わせるという事実だ。

最後にものを言うのは人の良心だという清々しさを感じて読み終えた。

映画化されたのをきっかけに読みました。

主人公の赤松が長瀬智也、ぴったりだね。

池井戸潤作品なので、最後は勧善懲悪であろうとわかってはいるが絶体絶命のピンチに最後までどうなるかハラハラしながら読みました。

どの悪役も許せないが、モンスターペアレントの片山が飛び抜けて厄介だと思ってしまった。ラスボス並みに。

実直で人情味のある赤松だから、家族も社員も周りもついていくし、読者も感情移入して応援したくなるんではないか。

よい作品でした。

サラリーマン経験がない私でも会社の内部事情がよくわかり、事故の真相、社内不正が次々と明らかになるにつれて腹が立ってしょうがなかった。

お仕事系小説は苦手だけど、社内不正解明、名誉挽回に一人果敢に立ち向かう社長の姿にのめり込めました。

こんなに苦しい状況なのに、家族や社員を思う姿は応援せざるを得ない。

相手企業のあくどさにも警察の圧力にも屈しなかった結末にあっぱれ。

既定路線かもしれないけど、勧善懲悪のストーリーは読後感もいいです。

再読もして映画まで観たお気に入りの一冊 。

映像化されたものは原作を読む！ということで購入しました。

相変わらず、池井戸作品には引き込まれます。

自分が会社のデスクや会議室にいて状況を目の当たりにしてるかのよう。

トラブルや社内のしがらみ、大企業と中小企業での個人の役割や見てる世界の違いなどが描写。

現実事件が題材ということもあって、読み終えて思ったのは「ニュースの裏側、現実を読んだ」ということです。

社長の記者会見ハイライト3分くらいで目にする物事、その背景には困っている被害者や社員の存在がいる。

実はそんなに他人事じゃないということを感じました。

池井戸潤さんの小説はどれも働くお父さん的なものが多く、どれも好きなのですが、下町ロケットはその中でも感動して泣いてしまいました。

大人になってもロマンを持ち続けること、夢を諦めないこと下町の小さな会社でも、大きなロケットを飛ばすことが出来る。

大きな敵を倒してスカッとするところもある。

自社の技術力を誇りに思い、仕事に熱狂するはなしですが、とにかく面白くていっきに読めました。

続編は読んでないですが、読んでみたいと思います。

「空飛ぶタイヤ」が面白かったため、続いてこちらの池井戸作品を手に取りました。

同じく主人公は大企業に対峙する中小企業の社長。

本作では「特許戦略」と「部品供給」、そして「経営者の判断」がキーワードかと思う。

佃社長が下す判断は、リスクを負ってでも自分達の技術力で勝負するというもので、現実的な経営者の判断としては厳しいものを感じる。

特に特許戦略の面では甘過ぎる。

それでも社内外からの協力を得て成長しながら突き進む姿は読んでいて気持ちよかった。

土壇場での交渉力と判断力が佃にとっての強みであり魅力であると感じた。

とにかくおもしろかった！

苦しい展開のときは一緒に苦しくなり、いい感じのときはわくわくしながら読みました。

いろんな意見の人がいたけど、最後にはひとつになって同じものを目指すことができてよかった。

結構なボリュームがある作品だけど、読み始めたら一気読みしてしまうほど面白かったです。

もっと早く読んでおけば良かったと後悔しました。

中小企業の気持ちが本当に心に刺さり、読んでスカッとする作品。

続編も続けて読みます。

池井戸潤版のプロジェクトX。 まず題名がいいですね。

日本において、民間ロケット開発・製造にまつわる物語といえば、重工系の大企業が思い浮かべますが、

主人公をそことは別の”下町”企業に焦点を合わせることで、物語をより読者目線に近いところで展開するという、この小説の本旨を表していると思います。

池井戸作品では銀行員が主人公のものでは無くても、よく”銀行関係者”が登場しますね。

元銀行員だった池井戸氏の”銀行員視点・思考”がこの作品でも発揮されています。

ドラマにもなった作品で、タイトルを聞いたことがあったので読んでみようと思って読みました。

中小企業の社長やその社員が、自分たちの仕事にプライドを持ってまっすぐに取り組んでいるところや、登場人物一人一人に物語があって感情移入しやすく、一気に読み終わった。

話の展開が非常に面白く、上手く行きそうになったらまた何か問題が起こったり、大企業や銀行の邪魔が入って、あと一歩なのに進まなかったりと、先が気になって読むのを止められなかった。

中小企業ならではのやり取りや、大企業や銀行からの理不尽な要求などすごくリアルだなと感じる部分もあったり、読み終わった後の達成感が大きかったです。

大手銀行の中規模支店の話。

出世だけが目的の副支店長、社内恋愛、営業成績の良い同僚を持つ中堅社員のプレッシャー。

四章くらいまではいつものように銀行内の群像劇で進むけど、業務相談課の課長代理が、行員内での盗難事件に乗り出してから急に面白くなる。

人事部長が人物を『ある男』について語り出し、誰の事を言っているのか気になりページをめくるスピードがいきなり速くなった。

失踪した行員のロッカーに入っていた私物も謎を深める。

後半は犯人を推理することになるので、推理モノとしても読める。

現代に生きる銀行員をはじめとしたお金にまつわる仕事をする人たちを、このように表徴しているのだろう。まさに「シャイロック」の末裔。

お金というのは、私たちの生活が円滑に行くようにと考え出されたもののはず。

ところがそれが生まれるや、たちまちその魔力に取り込まれる人たちが多く輩出されてしまった。

お金を得ることが、人生における最大の重要事と考える人は少なくない。

悪いとは言わないが、そこから様々な、それも致命的な問題が噴出する。

なおラストは、ミステリアスなまま。私たちがどのように想像するもよし、といったところか。

事件発生に気付けない、静かで風変わりなミステリー小説でした。

そう、ミステリー小説だと感じたのです。

章ごとに主人公(主観)が変わる構成で、いつもの銀行ものと思い読んでいったのだけれど、淡々と進む切り分けられたストーリー。

小さな点がいつしか線となり繋がっていると分かった時には、それらの見え方の違う絵に変わっていた。

これは凄いなぁ…、池井戸潤かと表紙を確認したほど。

最後の六行にフーーッと息を吐き、終わり方に鳥肌がたった。ゾワゾワッとホラー感覚。

読み終わったあと、下町ロケットと同じような達成感というか爽快感を覚えることができる小説です。

主人公が様々な工夫を凝らして、マラソン選手の試合用のスニーカーを懸命に分析しながら試行錯誤のうえ作り上げます。

その際にマラソン選手たちとの絆、ライバル会社の陰謀、衝突など様々な困難を乗り越えます。

特に資金難に陥った時に工場の仲間や取引先と交渉しながら一つの製品を作り上げる様子は見ていて感動もの。

スポーツ系の話が好きな人も楽しく読める一冊かと思います。

自分もかつて陸上競技をやっていたのでリアルに感じることができ共感できました。

シューズ選びは重要で金に物を言わせるメーカー、弱小だけどいい物を作るメーカー。

選手としてはどちらの選択肢もありかと思います。

どちらを選ぶと実績が出せるか、今後も競技を続けるためにはどのメーカーと付き合うべきか？一般レベルの選手からすると贅沢な悩みだと思いました。

足袋を作る会社の挑戦、とても読み応えがありました。

TBSドラマにもなった作品。

ドラマは後からで、先に原作を読んでいました。

私も趣味がジョギングで、マラソン大会に出場したりしており、シューズを買うときはじっくり慎重に選ぶこともあり、シューズ作りをする企業の物語ということで読ませていただきました。

足袋の会社が様々な困難を越えて、ランニングシューズを作り上げる物語はとても良かったです。

ページ数が多く、手に取りにくいかもしれませんが、読み始めるとどんどん引き込まれて、あっという間に読めました。

最後きれいにハッピーエンドでまとまるので、読んでてスッキリします。

後にドラマ化されているが、最後のところは小説とドラマで少し異なっていて、多分小説の方が作者の「銀行」に対する恨みが強く出ているような気がしました。

ドラマより「スカッとした話」っぽい締め方になっているので、小説の方がおすすめ。

斜陽産業から新規事業によって一発逆転を図る中小企業と、それをとりまく人間模様は読み応えバツグンです。

前回のラグビーW杯時ぶりに読んで4年経つだなと感慨に浸ってしまいました。

企業小説+社会人ラグビーという池井戸作品の真骨頂で期待を裏切らないハラハラ感と爽快感を味わえました。

前回読んだ時と同じく君嶋の有能性と人間性に感心してしまいました。

4年前はラグビーのポジションや用語などよくわからないまま読みましたがW杯が盛り上がって観る機会も増えたせいかラグビーの試合の場面はより想像できるようになった気がしました。

ドラマ化もされたノーサイドゲーム。

主人公が弱小ラグビー部の再建のために、GMとしてチームをリーグ優勝まで持ってくことや、信頼してた上司の裏切られてから会社もラグビー部も勝利を収める展開には感動しました。

ドラマも良いけど、ぼくは小説版のが好きです。
今でも通勤時に読むくらい。

もともと強い相手が勝つのは当たり前の話だけど弱いチームが努力を積み重ねて日々強くストーリーは胸が熱くなります。